NEC 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 新野 隆 「なくてはならない会社」であり続ける

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2017/01/17 09:03

KeyPerson

[週刊BCN 2017年01月09日付 Vol.1660 掲載]

 2016年4月に新たなNECのトップとなった新野社長。ICTを活用した高度な社会インフラを提供する「社会ソリューション事業」への集中という遠藤信博前社長の方針を継承しつつ、さらに「セーフティ」(公共安全)、「グローバルキャリア」(通信事業者向けネットワーク)、「リテール」(流通業向けITサービス)の3分野を注力事業に位置づけている。再成長に向けた道筋と、そのために避けては通れないグローバル展開の戦略を聞いた。

  • 取材/日高 彰  写真/川嶋久人



3分野への注力は間違っていない

──社長としての業務を始められて9か月。まずはその感想をお聞かせいただけますか。

 副社長として4年間、遠藤(前社長、現会長)と一緒にやっていましたので、みえている範囲では社長というのがどんな仕事かは理解していたつもりですが、実際に社長になってみて一番違うなと思ったのは、副社長の時代にはまわりから「NEC副社長の新野」という、「新野」という部分があってみられていたのが、社長になると、「新野」だろうが「佐藤」だろうが「田中」だろうが誰でもよくて、まわりは「NECの社長」としてしかみてくれなくなるんですね。そこが自分自身にとっては驚きであり、変化だったのかなと。

 だから、お客様のところで話をするとか、講演をするとか、何か決定をするとか、自分の行為は、すべてNECという会社自体の問題になってしまう。最初は自分が何かやろうとするとき、本当にこれでいいのだろうかと、とても神経質になっていましたが、やる前からすべての結果を考えるより、自分ができることを最大限、誠心誠意やろうと決めてからは、少し楽になりましたね。

──CSO(最高戦略責任者)として遠藤前社長とともに決定した、社会ソリューション事業に注力するという方針は、今では社内外に浸透したように思います。一方、2016年度上期決算の数字はあまり芳しくありませんでした。

 国内通信事業者の投資が減るとか、消防・防災システムの更新がピークアウトするとか、このあたりの売り上げが落ちるというのは、予算策定時にもわかっていたことでした。そのうえで、セーフティ、グローバルキャリア、リテールの三つを世界で伸ばしていこうと目標設定し取り組んできましたが、思うように伸びなかったということになります。しかし、三つの注力分野は社会的なニーズがある領域で、しかもAIやIoTなどまさにわれわれの技術が貢献できる有望な事業ですので、この領域に注力することは間違っていません。後は、実行力・スピードをより上げていかなければいけないと考えています。






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