ネットワーク機能を“箱”の呪縛から解放し、パケット通信と光通信の間の壁をなくす(インタビュー&トーク)

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 米ジュニパーネットワークスは、ネットワークの自動化に向けて「セルフドライビングネットワーク」というコンセプトを打ち出し、新技術の開発に取り組んでいる。同社の製品開発やイノベーション戦略、事業戦略の責任者であるジョナサン・デイビッドソン氏に、同社の技術開発の戦略を聞いた。


デジタル化をはじめとする技術の進化はビジネスにどう影響してきたか。

 明らかに、全ての業界に変革が起こっている。ユーザーがサービスを受けられるまでにかかる時間は、数週間から数日、数時間、数分にまで短縮されてきている。デジタルによって様々な破壊的な変化が起こることを心配している人もいる。「自分の仕事がなくなるのではないか」と。しかし、こうした変革によって新しい雇用も生まれると考えている。

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 過去何百年の歴史を振り返ると、ツールやプロセスは劇的に進化してきた。これにより労働時間が短縮され、新しいサービスや機会が生まれてきた。

 農業分野を例に考えてみよう。米国ではドローンで穀物の状況を見て、問題があるところだけ殺虫剤をまくという取り組みが行われている。全体にまくのではなくターゲットを絞ってまくのだ。

 クラウドも重要な役割を果たしている。私たちが毎日使っているサービスのデータがクラウドのインフラに乗ることで、それを活用できるようになった。例えば、ユーザーがインターネットで買い物をした履歴をうまく解釈して、より良いサービスが提供されるようになっている。

御社にとって今後、どのような技術分野が重要だと考えているか。

 四つの技術分野があると思っている。「データセンターの変革」「企業ネットワークの接続性」「パケット通信」「セキュリティ」だ。順番に見ていこう。

 まずデータセンターだ。企業のIT部門が持つ従来のデータセンターからクラウドのデータセンターに変わっていく。今後はデータセンターをどう構築するかよりも、その中で動かすアプリケーションが重要になってくる。アプリケーションは「クラウドネイティブ」になっていく。クラウドネイティブとは、高いレジリエンシー(事業継続能力)を持つということだ。

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