セルフサービスでビッグデータ分析、クリックテックが示した次なるBI

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 クリックテック・ジャパンは6月16日、セルフサービスビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェア「Qlik Sense」の最新版(2017年6月版)を発表した。PCなどのメモリ上に乗せ切れないビッグデータを分析するための機能を追加し、6月末に出荷を開始する。またデータの相関性を見つけやすくするために、今後1年をめどに機械学習エンジンを取り込むという。

クリックテック・ジャパン
クリックテック・ジャパン カントリージェネラルマネージャー 藤堂正憲氏

 Qlik Senseは、インメモリで動作するウェブベースのデータ探索型BIソフト。表やグラフをクリック操作するように直観的なデータの検索によって、データに潜む業務上の課題を発見していける。分析するデータの選択を含めて、業務部門の現場担当者が自身で利用する「セルフサービス型」のBIツールとなっている。

 Qlik Senseはインメモリで動作することから、直感的な操作性や高速処理に適している。その反面、メモリに乗り切らない大容量のビッグデータを分析することはできなかったことから、今回の最新版の新機能「オンデマンドアプリ生成」でこの問題を解決した。オンデマンドアプリ生成機能では、特定の分析に必要なデータだけをオンデマンドにメモリ上へロードし、分析するアプリケーションを生成できる。

 カントリージェネラルマネージャーの藤堂正憲氏は、Qlik Senseによるビッグデータ分析の意義について「日本ではビッグデータ分析を担う人材が不足し、現場担当者が簡単に分析析できる仕組みが必要だ。ビッグデータ分析のラストワンマイルを提供する」と説明した。

 Qlik Senseは「連想技術」と呼ぶ、データ同士の関係を自動的に認識することで、データに意味付けを行う技術に特徴がある。これにより、データ群に隠されている意味やストーリが分かる。同日の記者会見では開発ロードマップも紹介し、今後1年をめどに機械学習を利用した「認知規則エンジン」の提供を予定する。これによって、連想技術をさらに強化する。

認知規則エンジンの概要。機械学習によって連想技術を強化する(出所:クリックテック・ジャパン)''
認知規則エンジンの概要。機械学習によって連想技術を強化する(出所:クリックテック・ジャパン)

認知規則エンジンのデモンストレーション画面。データ群をクラスタ分けしている様子(出所:クリックテック・ジャパン)''
認知規則エンジンのデモンストレーション画面。データ群をクラスタ分けしている様子(出所:クリックテック・ジャパン)

米Qlik
米Qlik Technologies CTO兼製品担当シニア・バイス・プレジデント Anthony Deighton氏

 「BIから拡張インテリジェンスへ移行する」――米Qlik Technologies 最高技術責任者(CTO)兼製品担当シニア・バイス・プレジデントを務めるAnthony Deighton氏は、機械学習などの人工知能(AI)技術を取り込むことで実現されるツールの進化をこう表現した。

 「Qlik Senseは、BIを現場担当者でも簡単に使えるようにした。これからは、AIの機能を現場担当者でも簡単に使えるようにする。これが拡張インテリジェンスだ」(Deighton氏)






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