駆け出し購買担当が「陥ってはいけない」部品調達時のワナ

Home » APERZA(アペルザ) » 駆け出し購買担当が「陥ってはいけない」部品調達時のワナ
APERZA(アペルザ), ASCII.jp, IT・インターネット コメントはまだありません



電子部品の購買担当者必見! 部品調達のノウハウを教えます
第2回

基本は相見積もり、ただし価格の安さにだまされないように

2017年07月10日 11時00分更新

文● 石井英男 編集●村山剛史 協力●日昭無線株式会社

この連載は電子部品の大手サプライヤーや特注品の受託開発も行なっている商社/メーカーを取材し、電子部品の調達に役立つノウハウ、逸話、豆知識を紹介していきます。

単純な価格の安さだけでなく、納期や個数を明確にする

 購買担当者になり、部品の調達を任せられたとき、最も重要になるのはいい部品をどうしたら低コストに調達できるかだろう。価格交渉が必要になった際に、交渉材料として強いのは、やはり競合メーカーの値付けだ。

 国産の電源専業メーカー「コーセル」の製品を長年取り扱ってきた日昭無線の企画開発部次長 佐藤俊克氏は以下のように語る。

日昭無線株式会社 企画開発部次長 佐藤俊克氏

「基本的には『他社ではこういう価格なのですが、御社ではどうなんですか?』と、他メーカー同等品の価格を持ち出すことですね。仮に同じメーカーの製品でも、代理店がいくつかあります。同じ製品でも、複数の代理店に見積もりを依頼して、有利な条件や値引きを引き出す。いわゆる相見積もりですね。それがしっかりとできる、購買担当者は『仕事ができるな』と思います」

 佐藤氏は、これまで数多くの購買担当者と商談を行なってきた。相見積もりが特に有効なケースは、標準電源のように「サイズや仕様が規格化されており、各社から同等品が販売されている製品の商談だ。地道な作業だが、複数メーカーの製品の相見積もりをしっかり取り、相場や条件を理解したうえで、商談の場に臨みたい。

 ただし注意すべき点もある。

 重要なのは「納得のいく価格」を「安定して提供できる」サプライヤーを選ぶことだ。

 「いくら価格が安くても、納期に関する回答が曖昧だったり、個数を揃えられないようなところは要注意です。代理店から余った在庫をスポット的に安く購入して、他社に転売するようなケースもあります。製品を安定して生産するためには、部品メーカーとのパイプが太く、素性のしっかりしたサプライヤーから部品を購入することが大切です」

 いずれにしても有利な交渉には、事前の情報収集が欠かせない。そのための手段としては「相見積もり」を取る、複数のサプライヤーにアクセスするといった地道な手順を踏むのが基本になるのは言うまでもない。

 これに加えて価格などに偏った判断をするのではなく、安定した供給ができるか、どのような方法で得た部品を取り扱っているかなど、総合的な判断が欠かせない。その判断のためにも、日ごろの情報収集が重要である。

部品や資材の価格比較ができる情報サイト「Aperza」

 Aperzaは工業用資材の価格検索サイトだ。数百万点以上の工業用資材価格情報を掲載し、使っている製品や、新たに購買を検討している製品を型番で検索することで、世界中の販売情報を確認できる。より手軽に情報収集ができる手段として、利用してみてはどうだろうか?

■関連サイト



カテゴリートップへ




この特集の記事



コメントを残す