さいたまの勉強会はハンズオンからsakura.io連携、Athenaまで具満載

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ベッドタウンでゆるりと楽しめたJAWS-UGさいたまの第7回勉強会

2017年07月25日 10時00分更新

文● 重森大

1月にリブートしたJAWS-UGさいたま支部の第7回勉強会を取材した。なにより基礎的なハンズオンからスタートするというのが好印象。関東の勉強会は濃くなりすぎて初心者が入りづらいという印象があったが、EC2の立ち上げから確認するさいたま支部の勉強会なら初心者のハードルも低そう。大宮駅は乗り入れている電車が多く交通の便もいいし、「AWSの達人ばかりが集まる怖い場所ではないか」と勉強会を敬遠している勉強会初心者にもオススメの勉強会だったぞ。

ハンズオンで1年間の成長を感じたよ僕!

 筆者のレポートは毎回私事から始まるけれど、そういう決まりにしている訳ではない。のだけど、上から見るメディア目線ではなく、JAWS-UG参加者とできるだけ近い目線でと思って、なんとなくそういう書き出しが多くなっちゃう。

 で、もう今回は見出しからして自分のことである。JAWS-UGさいたま支部の第7回勉強会、オープニングで若林さんが挨拶をしたあとの最初のセッションは、瀬山 政樹さんによる「ハンズオン AWS超入門」だった。約1年前、AWSの入門者だった筆者はJAWS-UG白山でAWSハンズオンを体験し、始めてEC2を起動したりしていろいろと学び始めた。いまも手を動かす時間はないけれど、様々な勉強会を1年間取材してきたことで、知識だけはついてきたようだ。1年前はEC2を起ち上げてセキュリティ設定をするだけで四苦八苦していた筆者だけど、今ならみんながやっていることがわかったよ! 原稿は相変わらず遅くて進歩していないけど、AWSエンジニアとしては少し進歩しているよ!

丁寧にハンズオンを指導してくれた瀬山 政樹さん

 瀬山さんが行なったハンズオンは、EC2を2台とELBを起ち上げて、冗長化されたWebサーバーを立てるというごく簡単な構成で、なおかつ実践的な内容。1台目のEC2からイメージを作成し、My AMIからそのイメージを選択して2台目を作成するなど、クラウドならではの利便性も感じられるハンズオンだった。最終的にはラウンドロビンに設定したELB配下に2台のEC2を収め、アクセスのたびに表示が変わることを確認した。

ELBをフロントに設置して2台のEC2をラウンドロビンで冗長化するごく基本的な構成

 文章にするとなんてことのない内容だし、AWSにすでに触れている人にとっては当たり前すぎる作業でしかないけれど、1年前の筆者のように、AWSに興味はあっても実際に触れたことはないという人に取ってはこうしたハンズオンは実にありがたい。常連ばかりで濃ゆーい内容で語り合うのも楽しいが、定期的に初心者向けのメニューを混ぜて行く方が新しい人も入りやすくていいのではないかと考えている。

さくらインターネットのIoTサービス紹介や、最新サービスAthenaの使い方を紹介

 簡単なハンズオンセッションから始まった、JAWS-UGさいたま第7回勉強会。続いてはさくらインターネットの山口 亮介さんの「sakura.ioを使ってAWS連携をやってみよう」というIoTセッション。

「IoTはデータの収集と蓄積、その後に分析が行なわれます。数年後に集まったデータから凄い分析結果を導き出す人が出てくると予想していますが、それを見てから始めても周回遅れです。今からデータ収集を始めておかないといけないのです」(山口さん)

さくらインターネットの山口 亮介さん

 さくらインターネットが提供するsakura.ioの紹介と、AWS IoTとの連携方法を紹介した山口さんのセッション。宣伝半分・実践半分といった内容だったけれども、類似他社とのサービスの違いなども見えてくるので、詳細は改めて別記事にて紹介したいと思う。

 休憩を挟んで登壇したのは、JAWS-UGさいたま宴会部長の深堀 卓夫さん。S3上のデータをSQLクエリで分析できるAthenaを紹介してくれた。

「ビッグデータ分析に使ってみたら、RedShiftより安く済みました。まだ使えるリージョンが限られていますが、使う人を増やしたいと思いプレゼン資料を作りました」(深堀さん)

JAWS-UGさいたま 宴会部長の深堀 卓夫さん

 意気込んで作られたプレゼン資料にはさまざまなゲームやアニメの「アテナ」という名前のキャラクター画像が差し込まれていて、メディアで紹介しづらいよ!というシロモノ。しかし内容は実用的で、東京リージョンに展開される前に使ってみたい人にとっては有用と思われるので、こちらも時間があれば別記事でしっかり紹介していきたい。

羽渕さんからは、CloudFormationとALBの連携に苦労した話

 勉強会での登壇は初めてという、CRE-COの羽渕 元紀さん。

「前回JAWS-UGさいたまの勉強会に参加したら、自分も発表したくなりました。ここならゆるそうだから大丈夫かなって」(羽渕さん)

ゆるそうだから大丈夫!と登壇した羽渕 元紀さん

 そういう感覚って重要だと思う。そして、そう思わせる場の雰囲気も重要だと思う。常連で固まることなく、新しい人が入り続けていけば、勉強会を継続していける。そんな訳で、ゆるそうだから登壇してみた羽渕さんのセッション内容だが、「CloudFormationでWAFとALBを連携させる」というもの。仕事の現場で生じた課題とその解決方法について語ってくれたセッションだ。

「CloudFormation+ELBの構成から、CloudFormation+ALBに変え、次にALBにWAFを連携させることにしました。しかし調べてみても、ALBとWAFの連携方法がわかりませんでした」(羽渕さん)

 情報収集の結果、WAFがALBに対応していないことがわかった。フォーラムでも同様の要望を持った人がいて、「WAFはALBに対応しないんですか」と質問が出ていたが「対応するよ、気が向いたらね」くらいの回答だったそうだ。それから数ヵ月、どうしてもWAFを使わなければならない案件が生じ、羽渕さんは力業に出る。WAFのAPIとLambdaを使えばなんとかなりそうだとわかり、社内のエンジニアとがんばってLambda Functionを作り上げた。

「そして、もう来週には完成というところで、AWSから『WAFがALBをサポートしたよ』とアナウンスがあり、僕が作ったLambda Functionはお蔵入りになりました」(羽渕さん)

 苦労はしたものの、正式に対応してくれたならそれに乗っかった方がいいに決まっている。そこからは、実際にALBにWAFを連携させる操作を行なってみせた。

最後のセッションでは皆で真剣に試験問題に取り組む

 最後のセッションを担当したのは、AWS Summit 2017で見事にAWS Certified5冠を達成したという古渡 晋也さん。

「やっと5冠達成!と思ったら、キーノートでスペシャリティが2つ追加されたことを知り、ガックシ。5冠の余韻はわずか数時間でした」(古渡さん)

5冠達成!の古渡 晋也さん

 追加されたのは、アドバンストネットワーキングスペシャリティと、ビッグデータスペシャリティの2つ。今回古渡さんは、英語でしか公開されていないこれらのサンプル試験問題をいくつかピックアップし、日本語に翻訳した上で勉強会に持ち込んできた。

「勉強会なので、みんなで勉強しましょう!」(古渡さん)

 みんなで、あーでもないこーでもないと言いつつ、問題を解く様子はまさに勉強会。筆者も貧弱な知識の範囲で考えてはみるものの、わかるはずがなく。しかも、試験本番では160分でこうした問題を80問も解かなければならないとか。1問あたりたった2分!? スペシャリティの資格を持っている人を見直さずにいられなかった。みなさんの学習意欲には、本当に頭が下がります。

懇親会ではビールを片手に注文端末をいじってました

 勉強会のあとは懇親会。今回は、勉強会会場近くの某焼き鳥店で開催された。まずはみんなでかんぱーい!

懇親会の様子

 みなさんネットワーキングやテックな会話に盛り上がっていたけれど、端っこの席に座った筆者と岡崎さんの興味は、ひたすら注文端末。

「ボタン構成からしてAndroidだよね?」

「管理者モードに入るショートカットないのかな」

「USB-A端子があるからスマホ充電できるんじゃない?」

「起動画面見たいなあ」

 未知の端末が1台あるだけで2時間酒を飲める。これもエンジニアならではですよね! ちなみにUSB-A端子を使ってiPhoneを充電することはできましたが、USBハブを介して複数台に給電するのは無理でした。よい子の皆さんは真似しないようにお願いします。週間リスキーあたりで、「充電できる注文端末、充電できない注文端末」ってチェーンごとに調査してくれないかなあ。

某焼き鳥店の注文端末からは、iPhoneを充電できた!

 そういえば、7月27日(木)にECSのハンズオンやるよ!

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