ストレージI/Oを2ケタ向上–JAグループの科学飼料研究所がサーバSANを採用

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 JA全農グループの科学飼料研究所は、データコア・ソフトウェア(以下、データコア)のサーバSAN製品「SANsymphony」を導入し、仮想化環境の統合やストレージI/Oの大幅な改善を図った。データコアが3月14日に発表した。

 科学飼料研究所は、飼料・動物医薬品などの製造・販売を手がける。旧システムで業務系と情報系のシステムの仮想化環境を個別に構成していたが、SQL Serverが1日に数十回もタイムアウトするなど、レスポンスの極度な低下に直面した。原因は事業拡大に伴う業務システムの負荷の増大で、状況を改善しようにも専用ストレージの増設コストが問題になった。また、業務系と情報系に分かれた仮想化環境の運用管理も煩雑になっていた。

 そこでサーバ内蔵ストレージだけで構成するサーバSANに注目し、SANsymphonyを採用。同製品はデータコアの「パラレルI/O」機能を搭載しており、今回のシステム刷新の目的である高速化にも対応できると判断した。

 この機能は、データのI/Oを複数のCPUコアで並列に処理する。例えば、データ書き込み時に、データがメインメモリに置かれた段階で書き込み完了を返し、ストレージにデータが書き込まれるのを待つ必要がなく、処理時間を短縮できる。データ読み込み時には、独自のキャッシュアルゴリズムがデータを予測し、あらかじめストレージからメインメモリにデータを呼び出しておくことで、I/Oを高速化している。

 新システムでは、業務系と情報系の仮想化環境を統合し、運用管理の手間を大幅に軽減した。3台の物理サーバの上で約30台の仮想マシンを稼働させている。

 また、日次バッチ処理が1時間から20分に短縮され、データベースのタイムアウトも解消された。単一の仮想マシンからみた際のストレージ単体のI/O性能は、10万IOPS超になり、1500~5000IOPSだった旧システムに比べてと2ケタ向上した。SANsymphonyが搭載された2台のサーバの性能は、最大120万IOPSにもなる。旧システムではディスクの増設に数十万円を要したが、現在では約10分の1に減少した。

 同研究所では、今後構築する災害復旧用サイトにもSANsymphonyの導入を検討している。






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