IT企業としてのGEのゆくえ

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 2017年10月5日、General Electric(GE)がAWSを推奨クラウドプロバイダーに選定したと発表した。何かとIT企業との連携を強めるGE。ジェット機のエンジン製造など、エンジニアリングメーカーといったイメージの強い米General Electricだが、ここ数年、「これからは自らIT企業になる」とぶち上げている。

 といっても、サーバ機やグループウェア、ERP自体をつくるというわけではない。そのココロは「サービスとしての製造業」ということになる。巨額のエンジンを製造し、販売して完結するという取引ではなく、商品自体は低コストで納入した上で、飛行距離やエンジンの使用度合などをソフトウェアで把握し、それに応じて毎月の「サービス料」を請求することで、顧客との長期的な関係を継続していくという発想だ。

 この動きは「サービタイゼーション」(製造業のサービス化)という言葉も合わせて、今非常に注目されている。顧客との長期継続的な関係を結ぶことで、初期に大規模な売り上げを得ることができなくても、メンテナンスや取替投資、追加的な購入など、さまざまな取引機会を得ることができる。

 ものづくり大国である日本において、製造業者のサービス化すなわちIT企業化は、実は非常に重要なビジネスルールの変更とかかわっている。こうした流れにどこまで沿うのか、あるいは逆らいながら国際競争力をつけていくのか。多くの日本企業にとっても、IT企業化するGEは注目すべき企業と言える。




IIoT 分野での存在感を高めるGE デジタル



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