“技術の日産”、その技術をスリッパにぶち込む

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スリッパが動く姿は、なんだか可愛い 日産グローバル本社ギャラリーでデモを見てきた

2018年02月03日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII

「ProPILOT Park RYOKAN」

 “技術の日産”が、またとんでもない物に技術をぶち込んでいる。

 日産自動車は以前より、同社の自動車に搭載する技術を別の物に応用し、技術がもたらす利便性をアピールする「ProPILOT CHAIR」や「INTELLIGENT PARKING CHAIR」などを公開しており、SNSなどで話題になっていた。

 そして今回公開された「ProPILOT Park RYOKAN」で技術をぶち込んだのが、スリッパだ。2月4日まで日産グローバル本社ギャラリーでProPILOT Park RYOKANのデモ展示を実施しており、面白そうなので見に行ってきた。

 スリッパに応用した技術は、新型「日産リーフ」に搭載されている自動駐車機能「プロパイロット パーキング」だ。プロパイロット パーキングは、4つのカメラを用いたリアルタイム画像処理技術と、車両周囲に配置した12個のソナー情報を組み合わせ、車両周辺の状況を検知する。その情報をもとに、3ステップの操作だけでステアリング、ブレーキ、シフト、パーキングブレーキを自動制御し、駐車完了するまでドライバーをアシストする。

新型「日産リーフ」



新型「日産リーフ」には、4つのカメラが搭載されている



駐車したいスペースの手前で、車内に搭載されているプロパイロット パーキングスイッチを1回押し、ゆっくりと前進して駐車したい場所の真横に車両を止める。車が駐車可能スペースを自動検知し、ナビ画面上に「P」マークを表示。確認後に、駐車開始ボタンを押す。プロパイロット パーキングスイッチを駐車完了まで押し続ける。スイッチを離したり、ブレーキやハンドル操作をすると車両は停止する

 スリッパもプロパイロット パーキングのように、設置されたカメラがスリッパの位置を把握し、リアルタイム画像処理技術とソナー情報を組み合わせることで、それぞれが進行すべき正しい位置を指定し、空いているスペースへ自ら移動する。



スリッパに赤外線LEDと基盤を内蔵



リアルタイム画像処理技術により、スリッパが空いたスペースを検知して戻っていく

 デモでは、ブースの梁に赤外線カメラを設置し、スリッパ側には赤外線LEDを搭載。デモ会場に設置されたボタンを押すと、脱ぎ散らかしたスリッパが元の場所に戻っていく。イスが自動で動くところを実際に見るとギョッとするが、スリッパとなるとなんだか可愛い。以下の動画をみてもらえるとわかるように、スリッパも自動車の駐車のような動きで、元の位置に戻っていく。



スイッチを押すとスリッパが動き出す

 また、ProPILOT Park RYOKANのコンセプトムービーで自動で動いているのはスリッパだけではない。ムービーの舞台は300年以上の歴史を誇る箱根の老舗旅館「一の湯本館」。部屋の机や座椅子、リモコンまでもが自動で元の位置に戻っている(日産グローバル本社ギャラリーでのデモ展示はスリッパのみ)。

 今回、そもそもなぜ旅館を舞台とし、スリッパなどに技術を応用したのかというと、日産自動車の技術を国内だけではなくグローバルに広めたかったため、日本独自の文化を盛り込んだコンセプトムービーにしたかったからだという。実際にムービーを公開したところ、中国をはじめとする海外でも大きな反響があったそうだ。

 そしてなんと、実際にProPILOT Park RYOKANを体験できる宿泊予約を1組(2名)限定で開始している。宿泊予約は、自身のTwitterアカウントで「#PPP旅館 #wanttostay」とハッシュタグを付け、宿泊希望人数を明記して公開設定で投稿するだけ。応募期間は2月10日18時までなので、実際に体験してみたいという人は、応募してみてはいかがだろうか。

ProPILOT Park RYOKANのデモ展示
展示場所:日産グローバル本社ギャラリー(1F)
住所:神奈川県横浜市西区高島1-1-1
展示期間:2月1日~2月4日 10時~20時

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